リモートワーク推進の鍵は「電話の見直し」――育児・介護休業法改正を機に考える働き方改革
- RemoTEL
- 4 時間前
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2025年の「育児・介護休業法」の改正により、企業には育児や介護と仕事を両立しやすい環境の整備が、これまで以上に求められるようになりました。テレワークや在宅勤務といった柔軟な働き方の導入は、多様な人材の活躍を支える土台です。
その一方で、「制度はあるけれど、実際には活用しづらい」といった声があがることも。制度だけではなく、業務の仕組みやツールの見直しこそが、真の働き方改革につながります。

目次
リモートワーク推進に不可欠な「業務インフラ」の見直し
リモートワークの導入を考える際、まず検討すべきは「仕事に使うシステム」の再設計です。
メールやチャットツール、勤怠管理や書類のクラウド化など、さまざまな業務がオンラインで完結する仕組みが必要になります。
中でも、意外と見落とされがちなのが「会社の電話」の仕組みです。
従来の電話システムが抱えるリモートワークの壁

従来のビジネスフォンや固定電話のシステムでは、「オフィスにいなければ電話を取れない」という制約があります。代表電話にかかってきた顧客からの問い合わせに、出社しているメンバーしか対応できないという状況では、テレワークの導入は進みません。
特に、代表電話を取り次ぐ必要がある部署(総務・営業・カスタマーサポートなど)では、電話対応のためだけに出社せざるを得ない、というケースも見受けられます。
クラウドPBXが実現する「どこでもオフィス」
そこで注目されているのが、クラウドPBXという新しい電話の仕組みです。
クラウドPBXとは、電話回線や交換機などの設備をクラウド上に置き、スマートフォンやPCを使って通話ができるシステムです。社員が自宅や外出先にいても、会社の番号で発着信ができ、社内の内線通話も可能になります。
クラウドPBXの主なメリット
オフィス以外でも会社の電話番号で応対可能 顧客からの電話を在宅勤務中の社員が受け取れるため、対応の遅れや漏れが減少します。
社内の内線もどこからでも スマホ同士、PC同士でも内線通話が可能。部署間の連携もスムーズです。
コスト削減と業務効率化 固定回線や電話機などの設備コストが不要になり、保守・管理の手間も削減されます。
セキュリティも安心 クラウドPBXは多くのサービスが通信の暗号化や管理機能を備えており、情報漏えいリスクにも配慮されています。
電話の見直しがもたらす「働きやすさ」と「企業価値」の向上
クラウドPBXの導入は、単なるツールの入れ替えではありません。電話対応の柔軟性が上がることで、従業員の出社負担が減り、子育てや介護などのライフステージに応じた働き方がしやすくなります。
また、災害時やパンデミックなど予期せぬ状況でも業務が止まらない「BCP(事業継続計画)」の観点でも、クラウドPBXの導入は企業の強みとなるでしょう。
まとめ:リモートワークを本気で進めるなら、まず電話から見直そう
テレワークの制度を整備するだけでは不十分。日々の業務で「当たり前に使っている」ツールを見直すことこそが、リモートワークを成功させる第一歩です。
とりわけ「電話」は、外部とのやり取りが多い企業ほど、クラウドPBXの導入によって大きな効果が期待できます。
働き方改革を機に、あなたの会社の“電話の未来”を見直してみませんか?