フリーダイヤルをスマホで発着信できる?!その方法と課題について
フリーダイヤルは主に問い合わせ窓口や注文窓口などで利用されていることが多く、固定電話にヘッドセットを付けてコールセンターのオペレーターが着信を受けているイメージがあるかと思います。
働き方が多様化する中、フリーダイヤルをスマホで発着信したいニーズは高まってきました。
本記事では、フリーダイヤルをスマホから利用する方法や、スマホで発着信するうえでの課題、スマホでフリーダイヤルを利用するためのおすすめサービスなどを紹介します。
目次
1.フリーダイヤルをスマホで発着信する方法
フリーダイヤルとは「0120」や「0800」がついた電話番号を指します。着信側に料金が発生する仕組みのため、多くの企業が問い合わせ窓口や注文窓口にフリーダイヤルを設定しています。フリーダイヤルはスマホで使えないというイメージもありますが、ある方法を使えば利用できます。ここではフリーダイヤルをスマホで着信する方法を紹介します。
1.1 クラウドPBXでスマホ発着信を実現!
基本的にスマホでフリーダイヤルの発着信を行うことはできません。これはフリーダイヤルが基本的に固定電話での使用を前提としているためです。そのため、スマホでフリーダイヤルを使用したい場合は、クラウドPBXを利用する方法が一般的です。クラウドPBXとは、通信機能の主装置である「PBX」をクラウド上で管理するサービスです。インターネット回線を利用して音声通話を行えるようになるため、オフィス内にPBXを設置しなくても電話や留守電、転送機能などを利用できます。
クラウドPBXを利用すれば、スマホでフリーダイヤルの発着信が可能になります。このため、「フリーダイヤルのためだけに固定電話を導入する」「外回り中の社員がフリーダイヤルの発着信ができない」などの問題を解決できます。
ただしベンダーによっては契約者が保有している電話番号の名義を変更しないといけない場合もあるので注意しましょう。
1.2 転送サービスを使えばできるが...
他には「転送サービス」を利用するという方法もあります。ただし、フリーダイヤル宛の着信をスマホで受けるには「ボイスワープサービス」の契約が必要です。
ボイスワープは別の電話番号に着信を転送するサービスですので、契約すればスマホでフリーダイヤル宛の着信を受けることができます。ただし、このサービスではフリーダイヤル宛の着信とフリーダイヤル用に登録した固定電話の番号を区別することはできません。そのため、フリーダイヤル番号にオフィスの固定電話の番号を紐づけていた場合、オフィスの固定電話宛の電話も全てスマホに転送されてしまいます。
固定電話とフリーダイヤルで着信先を分けたい場合は注意が必要です。
2.フリーダイヤルのスマホ発着信での課題
フリーダイヤルは企業側にとってもユーザ側にとってもメリットのある番号ですが、スマホで発着信させるためにはいくつかの課題があります。
2.1 固定電話番号が必要
クラウドPBXなどを使ってスマホでフリーダイヤルを使用する場合でも、固定電話番号は必要になります。フリーダイヤルは基本的に固定電話での使用を想定しているため、固定電話番号に紐づけることで使用が可能になります。フリーダイヤルを取得するには、NTTコミュニケーションズの公式サイトで申し込みを行いましょう。
1) NTTコミュニケーションズの公式サイト、契約条件、内容、料金などを確認します。
2) 契約条件や内容を確認したら申し込みを行います。申し込みは電話受付とWeb受付の2種類があります。
3) 申し込み後、約1週間でフリーダイヤルが利用できるようになります。
フリーダイヤルは「着信先が1電話番号」と「上記以外」を選択します。フリーダイヤルを2つ以上取得したい場合は、電話問い合わせが必要になりますので注意しましょう。
電話受付
電話番号:0120-260260受付時間:平日/9:00-17:00
インターネットでの問い合わせ
2.2 ボイスワープ転送は着信の転送台数が1台のみ
スマホにフリーダイヤル宛の着信を転送させるには、上記で紹介したようにボイスワープサービスの契約が必要です。ただし、着信の転送台数は原則として1台のみです。そのため、スマホに転送するように設定してしまうと、その1台でしか転送した電話を受けることができません。もしそのスマホを外出する社員が持っている場合、フリーダイヤル宛の着信は全てその社員が受けなくてはいけません。このため、ビジネス利用では不便な面も多いでしょう。
2.3 転送費用がかかる
NTTのサービスであるボイスワープは転送費用がかかります。転送には転送元の電話を呼び出さずに転送する「無条件転送」といったん転送元の電話を呼び出して応答がなければ転送する「無応答時転送」の2種類があります。ボイスワープ料金は、契約対象回線によって料金が異なります。
ひかり電話ボイスワープ
月額使用料(住宅用・事務用) 550円(税込)工事費 2,200円(税込)
加入電話のボイスワープ
月額使用料(住宅用)550円(税込)月額使用料(事務用)880円(税込)
ISDNのボイスワープ
月額使用料(住宅用)550円(税込)月額使用料(事務用)880円(税込)
月額使用料自体は高額ではありませんが、長期間使用すればそれだけランニングコストがかかります。転送を利用する場合は導入費用やランニングコストをしっかり計算しましょう。
3.フリーダイヤルを複数台のスマホで発着信できるサービス
フリーダイヤルを複数台のスマホで発着信させたいなら、クラウドPBXの利用がおすすめです。ここではおすすめクラウドPBXサービス「RemoTEL」についてご紹介します。
3.1 RemoTELなら高品質なスマホ発着信
RemoTELは手持ちのスマホとパソコンを利用できるクラウドPBXサービスです。スマホでもオフィス電話と変わらない操作で通話が可能で、現在利用中の固定電話番号を継続して利用できます。
従来のNTTのサービスでは、フリーダイヤルを利用する際に1台しか発着信ができませんが、RemoTELは複数のスマホを使ってフリーダイヤルの発信が可能です。
インターネット回線さえあれば電話業務が可能なため、オフィスはもちろんリモートワークでも問題なく電話対応が可能です。
また、基本的にユーザがブラウザの管理画面にアクセスすることで設定の変更を行います。管理画面は操作のしやすさを考えているため、専門的な知識がなくても扱いやすいでしょう。
4.まとめ
フリーダイヤルは着信者側に料金がかかる仕組みのため、気軽に問い合わせをしてほしい企業や注文窓口などビジネス面で重宝されています。基本的に、フリーダイヤルはスマホで発着信できませんが、クラウドPBXサービスを利用することで利用可能になります。クラウドPBXサービスであれば、複数のスマホでフリーダイヤルが利用できるためおすすめの方法です。
フリーダイヤルの導入を検討している企業は、ぜひRemoTELの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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